株式会社 工苑

モーションベース

シミュレータなどに 仕様検討からお手伝いします

工苑は、油圧や電動を使ったモーションベースを用途に合わせて設計・製造しています。
6軸であれば前後左右上下、左右傾斜、前後傾斜、そしてひねりの6つの動きが可能です。この場合、各種シミュレータやライドで使用が多いです。
3軸であれば前後左右上下と地震体感装置、前後左右傾斜と上下なら乗り物ライド。2軸なら前後左右の傾斜もできます。

実績動画

油圧6軸モーションベースです。
海洋土木用で荒天で大きく揺れる船から安全に作業場へ乗り移るために東亜建設工業様と共同開発しました。
センサでリアルタイムに揺れを感知し、モーションベースで船の傾きに合わせて揺れと反対に動かすことでベースの上は水平に安定させます。
工苑で搭乗体験できます。

電動2軸モーションベースです。
トロール船で魚を引き上げる時に船が大きく傾くため「水平を維持するテーブルがほしい」というユーザ様の要望で製作しました。
傾きだけに対応するため2軸です。傾斜センサを搭載。
動画は設計通り動作するか、油圧6軸モーションベースで実験しているところです。

油圧か電動か

動作させる動力には油圧と電動があります。それぞれのメリットとデメリットは以下の通りです。

■油圧式

メリット
○とにかくパワーがある。重たいものを載せるのに最適。
○油圧シリンダのため摩耗する部分が少ない。
デメリット
○モーションベースとは別に油圧ユニットが必要。重たいものを載せたり高速で動かすほどユニットが大きくなる。
○輸送が手間。
○油圧ユニットがうるさい。モーションベースから離すなどの必要がある。
○油の管理などメンテナンスが面倒。消防法の手続きが必要な場合がある。

■電動式

メリット
○油圧式と違い外部ユニット(操作装置は別)がなくモーションベース単体で動かせる。内側にモータや電装系を組み込める。
○三相電源があれば電気なので手軽。小型なら単相100Vでも可。
○メンテナンスが楽。
デメリット
○重たいものを載せるほどモータが大きくなり軸数が増えるほど設計が難しい。
○ボールねじの摩耗など⾧期間の使用では耐久性に課題。

その他制製作例

○一人乗りの6軸モーションベース
制御系はEtherCATネットワークでサーボモータドライバと連携。ボールねじなどの伸縮型アクチュエータではなく、モータ軸を使った回転型。
可動範囲は小さいですが、かなり激しく動きます。

○卓上6軸モーションベース
パルスモータ内蔵の電動アクチュエータを使った卓上モーションベース。模型をリアルに動かしたり、加工時の姿勢制御の相談があります。当社では工場見学会の際にビー玉迷路のデモを行っています。

○2人乗り電動6軸モーションベース
飛行するドローンの映像に合わせて動作させることで浮遊感を与える装置です。曲面スクリーンによってより立体感を得ることができます。

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