モーションコントローラ

エコノミーモデル・モーションコントローラ DMC-4103 series

DMC-4103シリーズはスタンドアロン型、DMC-4000シリーズのエコノミーモデルです。必要充分な機能を備えて、ユーザの要望にお応えします。

概要

DMC-4103モーションコントローラは、ガリル最新世代のスタンドアロン型エコノミーモデルのモーションコントローラです。前世代のDMC-2103と比較して次の機能が付け加えられています。

１）Ethernet 10/100Base-T、USBポート、外部機器用RS232ポート
２）汎用アナログ入力
３）15MHzのエンコーダ入力
４）各軸でDMC-4000と同様に500Wまでのステッピングモータまたはサーボモータの駆動

コントローラは基板タイプの他オプションでBOXタイプにすることもできます。動作はスタンドアロン（単独）動作とEthernet 10/100Base-TまたはUSBを使ってPCによる動作も可能です。

コントローラにはフォトカプラによるI/O、リレーやブレーキ駆動のための大電流出力オプションがあります。また20～60VDCの電源で駆動します。８つまでの各軸は設定によって、ステッピングモータまたはサーボモータを動作させることができます。

PID補償に加え、速度や加速度によるフィードフォワードやノッチフィルタが提供されています。またプログラム機能としては、外部イベントとの同期が可能なアプリケーションプログラムを同時に８つまでマルチタスクとして実行できます。

主な仕様

■１～８軸までのコントロールが可能（型番の“41x3”のxには軸数が入ります）
■通信ポート:10/100BASE-T EthernetとUSBを搭載。外部機器のためにRS232ポートがあります。
■オプションのモータドライバで最大500Wまでのステッピングモータ、サーボモータやブラシレスサーボモータが使えます。
■ステッピングモータまたはサーボモータが選べる他、オプション・ファームウェアによりピエゾ・セラミックモータ（圧電モータ）も選べます。正弦波整流の設定も可能。
■最大制御速度:エンコーダ入力15MHz、ステッピングモータへのパルス出力3MHz
■ＰＩＤ制御:PVTモード、速度/加減速フィードフォワード、積分リミット、PID補償ノッチフィルタおよびローパスフィルタ
■柔軟な補間モード:２点間の位置決め（直線・円弧補間） 電子ギアおよび電子カム機能搭載楕円スケーリングとコーナー部での減速指定や無限セグメント
フィード、フィードレートオーバーライドの実行が可能
■プログラム言語:200語以上の直感的な英語風コマンド群
■プログラム:オンボードの不揮発性メモリにプログラム、変数、配列データを格納。プログラムは最大８つを同時実行できるマルチタスク
■フォトカプラ:すべての軸に前進端、後退端、原点のフォトカプラ入力が可能
■入出力:１～４軸モデルは入出力８点、５～８軸モデルは入出力１６点
■高速位置比較:指定したエンコーダ位置を通過したときにパルス出力が可能（レーザ加工機のレーザON/OFF制御等に利用可能）
■アナログ入力:８点の汎用アナログ入力を用意
■エンコーダ入力:各軸ごとに２つのエンコーダ入力が用意され、二重ループなどに利用可能
■筐体はCARDタイプのほかBOXタイプもオプションで対応可能
■電源:ＤＣ20～60Vの直流電源
■対応OS:Windows、Mac OSXおよびLinuxに対応
■その他、ご希望の仕様などあれば、カスタム対応ができる場合がありますのでご相談ください

ブロック図

製品品番およびオプション