サーボ弁アンプ
油圧用サーボ弁アンプ
KSVA series
工苑の油圧用サーボ弁アンプは、
各社ノズルフラッパ型やボイスコイル型に対応。
標準価格:149,000円(税別)
価格は数量や条件などでご相談に応じます。
主な仕様
電 源 |
DC24V±10% 電流 0.3A |
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入力信号
SIG,FB1,FB2 共通 |
±10V 電圧入力インピーダンス100kΩ
4~20mA 電流入力インピーダンス249Ω |
|
出力定格 |
±100mA 以下 内部ディップスイッチで選択
または±10V
電流は5,10,15,20,30,40,50,60,70,80,90,100mA が選択可能 |
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周囲温度、湿度 |
0~+50℃、90%RH 以下 |
結露なきこと |
ディザー信号
周波数調整範囲
レベル調整範囲 |
200Hz サイン波
調整範囲は定格出力電流の20%p-p 以内 |
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外形寸法 |
42W✕184H✕102D(mm) |
コネクタによる突起部含まず |
質量 |
0.65kg |
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型式
KSVA-□□□
※□□□にはモデル番号(標準品は、001)
ブロック図
パネル面説明
- ○ATT1 トリマ
- SIG 入力信号レベルの調整用、3回転トリマ
調整範囲:SIG 信号の0-100%
- ○ATT2 トリマ
- FB1 入力信号レベルの調整用、1回転トリマ
調整範囲:入力信号の0-100%
- ○ATT3 トリマ
- FB2 入力信号レベルの調整用、1回転トリマ
調整範囲:入力信号の0-100%
- ○NULL トリマ
- 入力信号のオフセット調整用、1回転トリマ
調整範囲:入力電圧換算で±1V
- ○GAIN1 トリマ
- プリアンプゲイン調整、1回転トリマ
調整範囲:増幅度1-10倍
(GAIN2と組み合わせで最大100倍)
- ○GAIN2 トリマ
- プリアンプゲイン調整、1回転トリマ
調整範囲:増幅度1-10 倍
(GAIN1と組み合わせで最大100倍)
- ○P トリマ
- 比例ゲイン調整、1回転トリマ
調整範囲:0-100%
- ○I トリマ
- 積分ゲイン調整、1回転トリマ
調整範囲:0-100%(通過ゲイン1 倍:10Hz)
- ○D トリマ
- 微分ゲイン調整、1回転トリマ
調整範囲:0-100%(通過ゲイン1 倍:1Hz)
- ○DITH トリマ
- ディザレベル調整用の1回転トリマ
調整範囲:最大出力電流の20%p-p以内
※出荷時はディザレベル0(トリマ左いっぱい)です。
- ○MA1 トリマ
- 出力電流オフセット調整、1回転トリマ
調整範囲:最大出力電流の±4%
- ○I-OFF LED(緑)
- I-OFF の+と-の端子が短絡すると、
積分回路がオフになりLED(緑)が点灯します。
- ○POWER LED(橙)
- 電源通電時にLED(橙)が点灯します。
- ○MON+/MON-端子
- モニタ用端子。
テスター棒を差し込むとテスターなどで
出力電流の現在値を電圧として
モニタリングできます(±10V/FS)。
端子コネクタ説明
- 差込プラグ(付属品)
- PHOENIX CONTACT 社製プラグ FK-MCP 1,5/16-ST-3,5 - 1940046
端子棒は付属しません。
- 適応電線
- 適合線サイズ
単 線: 0.2-1.5 mm2
より線: 0.2-1.5 mm2
棒端子: 0.25-0.75 mm2
AWG : 24-16
推奨むき線長さ:10 mm
端子名称 |
機 能 |
SIG |
指令入力 |
COM |
コモン |
FB1 |
FB1 入力(ポジティブFB) |
COM |
コモン |
FB2 |
FB2 入力(ネガティブFB) |
COM |
コモン |
FG |
筐体アース |
SV+ |
出力+ |
SV- |
出力- |
I-OFF+ |
積分オフ端子+ |
I-OFF- |
積分オフ端子- |
+10V |
+10V 外部出力(10mA 以下) |
COM |
コモン |
+10V |
+10V 外部出力(10mA 以下) |
+24V |
電源+ |
0V |
電源- |
結線方法
- KSVA に供給する電圧はDC24V で、電流値は1 台当り0.3A(サーボ弁の定格電流100mA として)です。
電源は+24V と0V の端子に接続してください。
システム結線の例
- コントローラからの指令信号(電圧または電流)はKSVAのSIG/COM 端子に結線してください。
センサなどからのフィードバック信号はFB2/COM 端子に結線してください。FB2 は一般的なネガティブフィードバック用です。
FB1 はポジティブフィードバック用なので、フィードバック間で差動制御する時などに使用してください。
サーボ弁とはSV+/SV-端子に結線してください。その際にサーボ弁の極性とアクチュエータの動きが正しいことを確認してください。
KSVA の積分機能を使用している時、その積分機能を一時的にOFF にする場合は、I-OFF+/I-OFF-をショートすることで積分機能を停止することができます。
サーボ弁動作テストの接続例
- 事前にアクチュエータの動きを確認したい、などでサーボ弁単体で動作させたい場合は、KSVA の外部電圧出力(±10V)と可変抵抗器をつなげてSIG端子に指令信号として送れば簡易的なサーボ弁を作動できます。